外壁リフォーム適合性

外壁リフォームを検討されているお客様のなかには、
塗装からタイル貼りの外壁にしたいという方もいらっしゃって、
できれば既存の壁の上から貼りたいと要望されます。

 

この場合、外壁がどんな下地(素地)でどういう状態なのか、現状を見て判断するのですが、
今までの経験から、 既存の外壁の下地(素地)にどういう仕上げができるのか、
なにか注意点があるかなど、簡単ではありますがまとめまてみました。

 

既存の外壁 最適な施工 可能な施工 備 考 (必要な下地処置など)
塗装サイディング 塗替え タイル貼り タイル貼りは充分な下地処置が必要
接着剤は弾性ボンドに限る
ALC(へーベル)に塗装 塗替え タイル貼り

タイル貼りは充分な下地処置が必要
接着剤は弾性ボンド推奨

モルタル、
コンクリートに塗装
塗替え タイル貼り

タイル貼りは既存塗装を剥離する必要あり
接着剤は貼付けモルタル又は弾性ボンド

タイル貼り
(磁器質、せっ器質)
部分修繕、洗浄
コーキング打替
タイル貼替え
タイル上貼り

既存タイルをはつるため高額になる
上貼り可能だが壁に負担をかける

アルマイト
(アルミ)パネル

塗装、洗浄
コーキング打替
パネル張替え 張替えは塗装よりかなり高額になる
ガルバリウム鋼板 塗装 鋼板張替え

張替えは塗装よりも高額であるが
既存の状態により大差ない場合もあり

亜鉛鋼板(トタン) 塗装 鋼板張替え

張替えは塗装よりも高額であるが
既存の状態により大差ない場合もあり

ホーローパネル 洗浄
コーキング打替
パネル張替え 張替えはかなり高額になる
土壁、漆喰(しっくい)

土壁、漆喰
こて塗り

塗料で塗装

塗料での塗装は安価であるが
風合い、質感が損なわれる

 

既存の外壁がパネルや鋼板でしたら、洗浄か塗装、または同じ材料で張り替えるしか選択肢はないのですが、
サイディングやALC、モルタル、コンクリートの場合は、タイルで施工することも可能なんですね。

 

ただ、なんでもできるかと言うとそういうわけでもなく、たとえば、サイディングに著しく反りがあるとか、
表面劣化が激しいなどの場合は、おススメできません。

 

下の施工例は、サイディングに塗装してある外壁で、劣化も進行してなくて、
比較的状態は良かったため、タイルを貼ることができました。

 

外壁タイル施工例

 

タイルを貼ることによって見栄えは良くなりますが、工事代金が高くなることと、
経年後の剥落が心配されますから、 タイル貼りリフォームを検討されている方は、
手慣れた職人がいる実績のある業者に依頼されることをおススメします。

 

次のページではタイル工事に関する情報を掲載しておりますので、
引き続きご覧ください。

 

 

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