出典:TOTO
トイレは、家族が共用する、生活に欠かせない場所です。
また、デリケートな場所だけに、ちょっとしたことでも悩みやストレスになります。
トイレを新設、あるいはリフォームの際には、使いやすさ、清潔感を保つという点を重視する必要があります。
また、トイレは使用する人や家族によって重視する点は異なります。
例えば、介護を要するご家族がいる家庭、小さなお子さんがいる家庭、
お年寄りがいる家庭と様々ですから、トイレリフォームの際にはそれらを前提に検討することになります。
後悔しないリフォームをするために、まずはプラン作りをしてみましょう。
これらを踏まえ検討していきます。
予算が充分にあれば言うことないですが、多くは限られた予算の中での比較検討だと思います。
たとえ充分な予算があったとしても無駄なことに費用はかけたくないですよね。
これからトイレリフォームを考えているあなたにとって、以下の情報は役に立つはずなので、
最後までしっかりご覧ください。
など、それぞれ解説していきます。
いざリフォームをするとなったら、業者を選ばないといけません。
衛生器具のメーカー、工務店、ハウスメーカー、設計士、チラシで見つけたリフォーム店、
近所のリフォーム店、ホームセンター、インターネットで検索した業者、地域の水道設備屋さんなど、
数多くある中の一社を選ぶことになりますから悩むのも当然です。
それぞれ一長一短ありますが、やはりなんと言っても、安心してまかせられる業者、
信頼できる業者を選ぶことが最重要項目です。業者選びが上手くいけば、
そのリフォームは成功したも同然です。
では、信頼できる業者を見極めるにはどうすればいいのか。
見極めるポイントは、以下の5項目です。
一見、当たり前のように思えますが、すべてをクリアした業者を見つけ出すのは簡単ではありません。
チラシやインターネット、または電話帳に掲載されている業者が、
すべてをクリアしている業者かどうかは分かりません。
大手のリフォーム会社やホームセンターに見積依頼するのも、安心というイメージがあるため、
選択肢の一つだとは思いますが、満足できるかどうか、やってみないと分かりません。
実は、本当に腕が良くて人気がある業者は宣伝しなくても仕事が絶えないため、
広告費がかかっていない分、安い価格で工事してくれる業者が多いです。
そういう業者は真面目ですから、上記5つのポイントをほぼクリアしているはずです。
そうした業者を見つけ出すために、チラシやインターネット、電話帳などからピックアップして、
まずは、数社から見積をとり、営業担当者とのやり取りの過程で判断します。
あとあと後悔のないように使い勝手を考慮して衛生器具を選ぶ必要があります。
トイレにはいくつかのタイプがあり、それぞれメリット、デメリットがあります。
和式便器はわずかですが現在も生産されていて、公共のトイレでは新築でも使われているようですが、
一般家庭のトイレリフォームで使われることはほぼないと思われますので、
洋式便器の次のいくつかのタイプから選ぶことになります。
組合せ便器とは、便器と便座を組み合わせて設置するトイレです。
何かの不具合が生じたとき、故障した部分だけを取りかえられるというメリットがあります。
デメリットは、タンクに水がたまらないと水を流せないので、連続して水を流せないのですね。
こちらは、シャワートイレ(便座)と便器が一体になっているタイプのトイレで、
手洗いつきタイプと手洗いなしタイプがあります。
便座と便器に一体感のあるデザインなので、おうとつが少なく掃除がしやすいというメリットがあります。
デメリットは、組み合わせ便器と同様にタンクに水がたまっている状態でなければ流せない点です。
これは、シャワートイレと便器が一体になっているタイプで、さらにタンクがないトイレです。
タンクがある便器に比べ、タンクがない分小さいサイズであることが多く、
狭いトイレ空間でも設置することができます。
シンプルでおうとつが少なくつるっとしたデザインで、清掃などお手入れしやすいこともメリットです。
難点は、水圧を利用して便器を洗浄するため、マンションの高層階など水圧が低い場所には設置できない可能性もあるので、選ぶ際には、充分な水圧が確保できるかどうか、業者と相談されることをオススメします。
こちらは、タンクや給水管を隠し、さらに掃除道具などを収納できるキャビネットがついたトイレになります。
タンクや配管が隠れているため掃除もしやすく、見た目すっきりとしたトイレになります。
ただ、タンクレストイレではないので、組み合わせ便器とシャワートイレ一体型便器と同様に、
タンクに水がたまるまで流せないというデメリットがあります。
また、近年では、汚れ防止、脱臭、節電・節水機能や、
便器に近づくとフタが自動的に開くオート機能など、さまざまあります。
すべての機能を持ち合わせたトイレが理想的ですが、
予算もあるでしょうから、値段の比較など事前に調べることをオススメします。
便座の種類も見ておきましょう。
便座には、普通便座、暖房便座、温水洗浄便座とありますが、
やはり主流は、温水洗浄便座になるかと思います。
普通便座を使う場合は、特別トイレリフォームをする予定はないが、
便座が割れてしまったため取り替えるケースですね。
ホームセンターにもおいてあるので、その気になれば自分でも取替え可能です。
電力を使う必要もなく、コストは押さえられます。
形はU型とO型がありますから、サイズをちゃんと測り、既存品と同じものを購入するのが間違いないですね。
暖房便座も同様に壊れた時に取替えられます。
座る部分を温かくできるので、冬場などは重宝しますね。お年寄りのいる家庭では必要だと思います。
但し、コンセントがない場合は、電気工事が必要になりますから、余分に工事代が必要です。
また、常時便座を温め続けているため、使用していないときも光熱費がかかります。
できるだけ費用を節約するには、節電機能を持った便座を選んだり、
使わないときはフタを閉めたりなどの工夫が必要になります。
温水洗浄(シャワー)便座が故障した時は、ホームセンターで購入して自分で取り替える手もありますが、
多少難易度はあがります。配管の接続が必要になりますから、業者さんに依頼した方が無難ですね。
便器を取り替える際には、壁紙を張替えたり、床材を張り替えるケースが多いと思います。
では、表層材としてどんなものがあるか見ていきましょう。
トイレの壁に使用する材料として多く使われているものは、クロス(壁紙)だと思います。
クロスは材料代が安く、費用が抑えられるメリットがあります。
また、抗菌、防臭、防汚機能の材料もあり、色や質感など様々な種類があるのでおススメの材料です。
リフォーム時に、新しく石膏ボードやベニヤ板で壁を作る場合、塗装という選択肢もあります。
塗料には、ローラーや刷毛で塗るいわゆるペンキと、左官ゴテで塗る漆喰や珪藻土があります。
漆喰などは色が限られますが、塗料は色の種類が豊富にあるため、
自分の思い描く色で仕上げることが可能になりますし、汚れたときに塗り替えができるため、
繰り返し上塗りしたり、部分的に補修できるというメリットがあります。
逆に、汚れた時はふき取りが出来ないため、流すときの飛沫に注意が必要です。
壁をベニヤ板などで新設しない場合は、塗装はおすすめできません。
また、既存壁がクロスやタイルの場合、上から塗装はできません。
どうしてもやりたいとなると、下地処置にコストが掛かります。
ひと昔前のトイレは、壁や床にタイルを使われているのが多く見られました。
壁に使われていたタイルは、7p、10pまたは15p角の半磁器(陶器質)タイルを使うのが主流でしたが、
半磁器タイルを生産しているメーカーがたったの1社となり、カラーバリエーションは少なくなりました。
しかし、海外産も含めて磁器タイルは種類は豊富です。
タイルは高級感があり、耐水性や耐久性も優れているためおすすめの材料ですが、
タイルはクロスや塗装に比べて費用は高くなります。
それと、目地の汚れは落ちにくいです。また、重いものを落としたりぶつけたりすると割れることもあります。
そうなると、直すのに割高になりますから、採用するならその辺も踏まえ検討してください。
化粧パネルもタイルと同様に耐水性や耐久性に優れた材料です。
表面はツルツルの鏡面仕上げでタイルのように目地はないので、お手入れは楽ですね。
選ぶ材料によってはタイルよりも割安になります。ただ、色やデザインの種類は限られますので、
デザインよりもメンテナンス優先の方にはおすすめの材料です。
次に、床材をみていきましょう。
トイレを流すときは水の飛散がありますから、床が濡れる可能性が高いです。
木材が素材であるフローリングは長年使用するうちに水を含んで腐ることもあります。
そのため、トイレの床に使用することはおすすめしません。
どうしてもフローリングを張りたい方は、表面の耐久性、耐水性が強いもの、
さらにアンモニアや洗剤に強い材料なのかを確認してからの方がいいでしょう。
あるいは、フローリングの木目模様のフロアタイル(塩ビタイル)や、
本物の木を使っているかのような、木目調の特殊なシートで作られたものもあります。
これらは、水だけでなくアンモニアや洗剤にも強いため、フローリング一択の方は検討の余地があります。
トイレの床に使用されている材料として、最も多いものがクッションフロアです。
塩化ビニール製品なので水を弾き、掃除しやすくお手入れも楽です。
また、値段が手頃なうえ、木目調、タイル調デザインなど数多くの種類がありますから、
おすすめの材料です。
難点は、耐久性が弱いので、使い方によっては変色や破れたりしますし、
塩化ビニールは通気性が悪く湿気が溜まりやすいため、結露によるカビの発生や、
クッションフロアの下のコンパネが水分を含んで劣化がすすむことも考えられます。
フロアタイルも同様に塩化ビニール製なので、通気性は同じですが、
表面が硬い分、耐久性はクッションフロアよりも高いです。
また、価格もクッションフロアより高いです。
塩ビのフロアタイルと区別し、磁器タイルと表記します。
また、トイレやキッチンの壁に使われる陶器質(半磁器)とも区別します。
磁器タイルは1200°C以上の高温で焼成されたタイルで、吸水率は1%以下です。
高耐水性はもちろんのこと、硬い素材なので、耐摩耗性、耐凍害性など、
耐候性は他の素材に比べてダントツで優れています。
ひと昔前のトイレは、床に5p角ぐらいのモザイクタイルが貼ってあるのを多く見ました。
これは、汚れたら水をジャバジャバ流して洗えるというメリットがありましたが、
目地の汚れが落ち切らないのと、なんとなく古臭いイメージがありますね。
しかし近年では、サイズも大きいものになってきたため、昔のイメージとは違います。
表面もツルツルで汚れてもサッと一拭きすればいいのでお手入れも楽です。
高級感があり、耐水性や耐久性も優れているためおすすめの材料ですが、
他の材質に比べて費用は高くなります。
また、重いものを落としたりすると割れることもあります。
そうなると、直すのに割高になりますから、採用するならその辺も踏まえ検討してください。
自分と家族が快適な生活を送るための、リフォームプランを立て、予算を組んだ上で、
ぼったくりしない、良心的な業者を見つけることにあります。
長期に渡り、快適に使いたいですから、なるべく出費を抑えたいと思っても、
材料をケチったり、とことん値切り倒して安くするのはダメです。
まずは、自宅のトイレの現状をどうしたいのかを明確にしておく必要があります。
便器だけ替えたいのであれば、見積の際に業者に、そう伝えます。
一昔前は、便器の交換だけでも給水管や排水管の移動を要する場合が多く、工事は何日も掛かかるものでした。
しかし、リフォーム用のトイレが発売されてからは、多くの場合、便器の交換だけで済みますから、
取り外して新しく便器を設置して1日足らずで完了します。
和式便器から洋風便器へリフォームする場合は、根本的に構造が異なるため、
大がかりなものになります。解体、造作、配管、電気配線などの工事が必要になるため、
工期は数日から、場合によっては数週間かかります。
また、バリアフリー対応のリフォームとなると、間取りの変更やフラットフロア(床の段差を少なくする)、
手摺りの取付けも必要でしょうから、費用も大きくなり工期も長くなります。
その場合、トイレが自宅に2つあれば問題ないですが、1つだけの場合は使えないと困りますから、
仮設トイレを用意する必要がありますね。
そうしたお客さんのニーズを聞き入れ、事細かに、親身になって相談に応じてくれる業者が望ましいのです。
大手のハウスメーカーのリフォーム部門や、名の売れた大手・中堅リフォーム会社は専門の営業担当者がいるので、
親身になって相談に応じてくれると思います。
しかし、リフォーム費用は比較的高めです。(会社によって幅がありますが)
そうした業者は、広告宣伝費や、工事管理費、現場管理費、一般管理費などがかさむので、
当然と言えば当然ですね。
リフォーム代金が高くても、工事保証が充実していて安心できますから、依頼する人も多いのです。
費用を抑えようと思えば、直接職人さんに依頼するのが良いのですが、
腕の確かな職人さんを見つけるのは簡単ではありません。
運よく見つかったとしても、コミュニケーションが苦手な人だと不安になるでしょう。
また、コミュニケーションが不足していると、工事の打合せや材料を選ぶ際に確認を怠り、
材料を間違えるなど大きなロスになることも考えられます。
そうすると、コミュニケーション力に長けた良心的な腕のいい職人さんに直接頼みたいところですが、
こういう人を見つけ出すのは、なかなか難しいのです。
そのためにはやはり、数社から見積を取り、どんな対応をしてくれるのかを見ることから始めて下さい。
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最後に、トイレの施工例をご覧ください。
次の施工例は、当方及び関連業者がおこなった施工例です。
参考になれば幸いです。
【施工メモ】
トイレリフォーム
既設トイレ、壁、床解体撤去、給排水配管取替え、
洋便器、タンク取り付け、洗濯機用給排水管新設、
洗濯パン取付、天井・壁一部直し、
天井・壁クロス貼り、床フロアータイル貼り、
電気コンセント新設、附帯工事一式
施工代金 約380,000円(税別)